2009年5月

   5月、升沢の森は萌黄色から新緑へ!
出来立ての酸素と恵みのなか、クマもヒトもみ〜んな悦ぶのです。 

   森に満足する厄介なもう一つの理由…。
それは、この「雑記帳」で語る小言、たわ言!の中に散りばめようと思う。
賢明なる?森の仲間に下駄を預けつつ、
そのまた雑感を肴に終わらない明日へ「愛と駄文の旅」が続く・・・予定。

   大和町吉岡の街から西に20数キロ行くと升沢の旗坂野営地につく。
ブナ林に包まれた未整地の、とんでもなく贅沢なキャンプ地だ。
とりあえずここには自然と自由がある。あり過ぎて人気が無い!なぜか?

   それは、眺めが無い!電気が無い!施設が無い!トイレの外灯を除けば
真っ暗!それに区画が無い!芝生?が無い!当然お店も無い!(笑)
「車から4,5分もかけて荷物を運ぶ」とんでもないこの不便!不自由!?                 
野宿の勧め
   5月になると見た目に森が華やかになる。
寒さも和らぎ身体がむずむずしてきて、野の宿が恋しくなります。
林道から沢伝いに一時間も入ればドップリと森に浸れる。巷じゃ下戸なんだけど、この時だけは焚き火の炎に助けをかりて赤ら顔の一夜を過ごす。

   この野宿、つまりは街で言うホームレス?なんですが、違うのは人間が居ないので快適至極。贅沢にも、不便、不自由!のし放題なんです!

   一度、あなたの「生きる力」がどれほどなのか、動物になってみません?
そんな大袈裟でなくても、地球に良くない経済戦争(文化生活)から一昼夜だけ身を引いて、ちょっとは人間一人の非力さを体験としとくのもいいと思いますが!如何でしょ?

   やれ春だ、お花だ、新緑だ、山菜だ!と浮かれてる場合じゃないんです。
と言いながら、俺はちゃんと浮かれるんですけどね。

花に頓着
   で、この季節、足元にはいろんな花が咲き木々も芽吹いて花を咲かす。
あの花この花なんの花?この先の秋までいろんな花が次々と咲く。
所詮人が付けた名前だけど、人間は勤勉だから気になってしょうがない。
でさっ!咲いた花を愛でたらやっぱりその一部始終を愛さなきゃ。
365日、その森を大地を愛してくれなきゃあんた…薄情もんだからね。